台湾のテレビ

台湾へ来て楽しいのがテレビを見ること。実は政府の政策の一環で国民の10%を占める客家の人たち向けのテレビ局があります。それがHakkaTVです。日本では「客家」を「はっか」と呼びますが、同じ発音ですよね??

今日見たのは、客家の中年料理人とベトナム出身の若い花嫁のドラマ。少しタイプは違いますが、今日本で流行りの「中国嫁日記」に近い感じを受けました。こちらは40代のオタク男性と20代の中国人嫁の物語ですよね。文化・習慣の違いに戸惑いながらも温かい目で嫁を見守る中年の夫と本人は一所懸命で大真面目だけどどこか行動が面白おかしい若い嫁という構図がとてもよく似ています。こういう女性に世の男性は弱いものですよね。

もう一つは戦前の「霧社事件」を題材にした時代劇を見ました。「霧社事件」というのは台湾原住民が起こした最大の抗日事件で、日本の開拓民の多くが犠牲になりました。というのは、日本の立場の言い方で、日本の同化政策に対する反発が彼らを蜂起させたとも言えます。日本が台湾を統治していく過程には多くの血が流れたということも忘れてはいけない事実です。日本と台湾の歴史には、甘い部分も苦い部分も同居しています。そういう時代背景を念頭にドラマを見ると、どこか胸が痛くなります。

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